どうも、「フジオモラル」の、ダブル主宰の片割れ、モラルです。
もう片方の主宰である藤尾君がこのサイトを作ってくれて、いよいよ本格的に、企画が動き始めたなと実感しております。
既にご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、改めてご説明をいたしますと、私、自分が主宰する犬と串という劇団を先日、無期限の活動休止にいたしまして。
で、その時同時に退団した元・劇団員が、藤尾勘太郎君で、そんな、袂を分かった二人が、破局公演と銘打って共に一本作ろうぜ、というのが、この一回きりの「フジオモラル」というわけです。
って書くとね、どうしてもね。
「退団とか言って全然仲いいじゃん」とか、「どーせすぐ一緒にやんじゃねーの」とか、「そもそも全部、話題作りの出来レースなんじゃねーの」とか言われちゃうかもしれないんですけどね。
完全に仲良しで、完全に同じ志を持っていたら、退団なんてしてねーから!!
破局公演とか銘打たねーから!!
そりゃもう、お互い、どうかと思うところはたくさんあるわけですよ。
でもね、それでもね、黙って別れるんじゃなくて、最後に一本やるっていうね、何だか不思議な関係性なんです。
んーと。
あのですね。
どうしても大人になるとね、何でも全部口にするってことは出来なくなって、その辺、誰もがうまいことバランスとって生きてると思いますし、僕もそうなんですけどね。
この企画に関しては、もう全部ガチでいこうかなって。どうせ、身を切るのは俺か藤尾だけですし。
二人で出した結論だけじゃなくて、それが決まるまでどうモメたか、みたいなところも全部ひっくるめてオープンにしていって、それで多くの人に、「本番どうなるんやろ」って気にしてもらえたら、これ以上の幸せはないなと思っています。
つーことで、まずは今回ジャブ程度に、この企画が決まった時の話をするとですね。
そもそもは、藤尾の退団が決まってから、「だったら最後にやらないか?」と僕が彼に持ち掛けたんですけれど。
藤尾はね、やりたくないって言ったんです。
まだ今は、その時じゃないと。
いや、それも分かる。すごーくよく分かるわけです。
でも俺は、逆に今そうしないと、何にせよ未来に進めないなと思って。
でね、○貴族でもう、延々と平行線の議論ですよ。「やろう」「やらない」の。
そんでまあ、最終的には、無理やりやらせるわけにはいかないから、僕が「わかった」って言って。そのくせ、全然分かってねえ風の表情で会計して。
でも、僕も、外に出るころには腹を括ってですね。
やっぱり、この十年間一緒に走ってくれたことへの感謝は計り知れないですし、最後は、変な終わり方したくないなと思って。
握手をしました、藤尾と。
なんですけど、
いつのまにかその握手が、熱い抱擁に変わっていました。
想像してください。
三十歳を過ぎた男二人が、○貴族前で数分間抱擁する姿を。
いや、でもね、美しかった。
美しかったと思う、少なくとも自分たちにとっては。
そんで、そのままバイバイしたんですけど、その後に藤尾から電話がかかってきて、「今さらダサいけど、やっぱやろうか」と言ってくれました。
こうして、すごくギリギリのところで成立した企画が、このフジオモラルなのです。
そりゃまあね、分からんですよ。
実際のところ、藤尾が何を思って、やってくれると決めたかは。
でも俺は、その覚悟に恥をかかせない作品を作るように頑張るだけですし、藤尾も、退団してすぐに一緒にやるなんてダサい決意をした以上、腹を括っているはずです。
藤尾。
俺の、泣きの一回に乗ってくれて、ありがとう。
…ここまで書いてきて、ふと思ったんですけど。
うわあ、赤裸々。
これを公開すると考えただけで、顔から火が出そうです。
何が言いたいかというと、つまりこれだけ恥をかいてでも、この公演を盛り上げたいわけですよ!!
まずは、ハイ、出演者オーディションやりますから!!
7月に!!
もう、応募は受け付けているので、是非に是非に、軽い気持ちでお申し込みください。
お前らの物語なんて知らねーよ、と突っ込んでくれる方、お待ちしております。
詳細とお申込みはこちらから!!
さーて、ここから本番に向けて、何でもガシガシ書いていきますよ。
作品の情報も、追ってリリースしていきたいと思っています。
今回が最初で最後のユニット、「フジオモラル」の散りざまに、どうぞご注目ください!!
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