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執筆者の写真フジオモラル

稽古場日誌 その12(モラル)


ご無沙汰しております、モラルです!


企画が動き出した当初は、藤尾君と二人でひっそり更新し続けていたこのブログも、今ではキャストの皆さんが日替わりで更新してくれて、とても賑やかなものになりました。


ありがたい。

ですし、なんかいいですね、こういうの。


ファンの間では超有名な話なんですけど、漫画のワンピースでね、1巻と61巻の、表紙の構図が同じなんですよ。

で、1巻では、ルフィとゾロとナミの三人だけが描かれているのに対して、61巻では、サンジからブルックまで、2巻以降の長い航海で仲間になったメンバーも全員描かれているわけです。

なんだか、そのエピソードを思い浮かべちゃいました。


とにもかくにも、私モラル、この「アンチカンポ―・オペレーション」の稽古開始以降、初のブログ更新となります。


さて、何を書きましょうか。

先日稽古場で、故障した時計がものすごいスピードで針を進めているのを、澤原君が、さも自分が魔法をかけているかのように見せかけていた、謎の時間の話でもしましょうか。

それとも、当座組の男子が、ことごとく腕相撲でココちゃんに敗れ去った話でもしましょうか。


いや、そんな話はどうでもいいんです。

(が、愉快な座組だなと、毎日幸せな気持ちでいます)



本日はなんと、初の通し稽古を行いました。

この段階で、冒頭からラストシーンまで完全に通せたのは大きい。

断片的だったひとつひとつのシーンがどういう意味を持つのか、その全貌を知ることが出来ました。

それゆえに、僕達が登る山はまだまだ険しいぞと、痛感した日でもありました。



いや、このまま順当に詰めていっても、面白い作品になるであろう、とは思っています。

でもね、その先の、衝撃にまで、しっかり作品を持っていきたいんですね。


元々僕達がやっていた犬と串という劇団が、公演のナンバリングを「第〇〇回公演」ではなく「case〇〇」としていたのは、「作品は事件でなければならない」という思いからでした。


ましてや今回は、破局公演なのです。

この破局に対する、一言では言い表せない複雑な思いとはまた別に、ぶっちゃけ、「こんな美味しいシチュエーションはそうそうないぞ」とも思っています。



以前このブログで、出演者の高橋さんが、今回の公演を鍋に例えてくれました。

本当にその通りで、個性豊かで魅力的なキャスト陣、頼もしくて表現に真摯なスタッフ陣と、素晴らしい具材が入った鍋が、今ここにあります。

さらにそんな具材の数々は、「破局公演」という絶品のダシに漬かっています。


だからね、僕がもっともっと頑張らにゃいけん、と思います。


鍋の例えを続けるとですね。

火を通しそこなった、という後悔だけはしたくないと思っています。

煮込んで煮込んで煮込みまくって、旨味成分を出し尽くしたいなと思っております。

千秋楽にはみんな、カッスカスやぞ!カッスカスやぞ!ゾクゾクするやろ!


そして何より、新しい劇団が日々生まれる中、破局公演という、誕生と同時に死に向かうようなこのユニット(なのかどうかも怪しい…)の作品を楽しみにしてくださっている皆様に、しっかり笑顔をお届けできるよう、頑張りたいですね。



うおーーー。

熱い思いを書きだしたらまだまだ止まんねえ!

けど、止めます!公演の作業します!

最後に、今日の稽古後に皆で撮った写真。



ハッピー隊長の、佐河ゆい嬢の呼びかけにより撮影された一枚。

いい笑顔ですね。


この座組で、この作品を作れる喜びを噛みしめながら、ひとつひとつ丁寧に、本番まで向かっていこうと思います。


モラル




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フジオモラル破局公演

「アンチカンポー・オペレーション」

作・演出:モラル

会場:花まる学習会王子小劇場

期間:2018年10月17日(水)~21日(日)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

さらば、変態(とも)よ。

全く新しい医療法を確立させた、二人の天才医師-。

彼らがタッグを組んだ時、この世界に治せない病気はなかった。

しかしそんな二人にもやがて、別れの時が訪れる。

いやマジかよ、やってけんのか!?これから一人で、やってけんのか!?

それぞれの道を行く二人の顔に浮かぶのは、果たして希望か、絶望か…。

現代医学界に特に思うところのないモラルと藤尾勘太郎が、知識ゼロで挑む、医療演劇の最低峰。

十年間を共に駆け抜けた二人が最後に打ち上げる、特大の花火にご期待あれ!

あ、ジャンルはコメディでーす。

CAST◆◇◆◇

藤尾勘太郎

田島亮(serial number)

高橋義和(FUKAIPRODUCE羽衣)

鈴木アメリ

伊澤玲(★☆北区AKT STAGE)

佐河ゆい

大柿友哉

大竹ココ(□字ック)

中村猿人(劇想からまわりえっちゃん)

澤原剛生(劇団普通)

鈴木麻美 

タイムテーブル◆◇◆◇

2018年10月

17日(水) 20:00

18日(木) 19:30

19日(金) 14:00  19:30

20日(土) 14:00  19:30

21日(日) 13:00  17:00

・受付開始は開演の45分前、開場は30分前です。

・各ステージ、アフターイベント開催計画中!

・20日(土)14時回に託児サービスがあります。※要予約

チケット◆◇◆◇

前売    3,300円

当日    3,500円

高校生以下 1,000円 ※枚数限定/要予約

ご予約◆◇◆◇

会場◆◇◆◇

花まる学習会王子小劇場

〒114-0002 東京都北区王子1-14-4地下1F

TEL・FAX: 03-3911-8259

ロビー直通番号: 03-3911-8142(公演期間中のみ)

王子駅より徒歩5分。 JR京浜東北線は「北口」、東京メトロ南北線は「4番出口」から北本通りを直進。「鑑定倶楽部」というお店の地下です。

お問い合わせ◆◇◆◇

フジオモラル












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